そりゃまあ僕も

20代会社員、男。音楽、カメラ、時事ネタなどの雑記日記です

とてもつらい

音楽と小説とカメラが好きな人の日記です。主なカテゴリ↓

男子トイレでひったくりを恐れるべきか問題

男子トイレでひったくりに遭うケースを聞いたことがないので、ずっと疑問に感じている。

 

そもそも公衆トイレ、特に男子トイレといえばその街の治安の鏡である。
フリーダムな人間によってフリーダムに使用されているため、たいていの場合は破滅的な状態に陥っている。特に大阪は本当にだめダメだ。
誰もがついお世話になっている一方で、誰もが使いたくない場所、それが公衆トイレだ。

 

それでも我々はそれでも水を飲まないと生きてはいけず、公衆トイレを頼らねばならない。
パンパンに膨れ上がった膀胱の捌け口を探して、直立二足歩行で歩き回らねばならない。我々はみな哀れな膀胱の奴隷だ。


今日もどこかでTOTOやLIXILの社員が、我々の膀胱や排泄器官の存在を嘲り笑いながら乾杯をしているに違いない。

 

僕たちは、みんな公衆トイレを使う。
男子トイレというのはおおよそのパターンが決まっている。
小便器がいくつか並び、その上に荷物を乗せるお情け程度の棚がある。

人々は無意識に小便器を一つ飛ばしで開けて使用する。


これが女子にはわからない男のマナーだ。止むを得ず、並んで小便器を使ってしまった時のパーソナルプレイスの侵害感、申し訳なさは筆舌尽くしがたいものがある。

 

で、問題にしたいのは、その排尿時の荷物の安全である。
このブログを読んでいる人は、排尿時の荷物について気にされたことはあるだろうか?
例えば、荷物棚が広ければ棚に置くだろうが、そうでなければ肩にかけてお尻に回して排尿する、なんてこともないだろうか。
あるいは、ポケットに財布をいれたまま排尿するとか。

時々、僕たちはとても恐ろしいことをしているのではないのかと感じるときがある。
なぜか?

排尿時の僕らは余りにも無垢で、無邪気で、無防備だからだ。


想像してみてほしい。
もしもあなたがパンパンに膨らんだ水風船のような膀胱を必死でなだめすかしながら、男子トイレに駆け込んだとしよう。
1秒でもはやくチャックを開放し、首尾よく砲身を抜き取り、照準を定めて放たねばならない。
勝負は一瞬だ。この作業はすべてのスナイパーに取って集中して行われる作業である。

しかし、我々の想像上の敵は、おそらくこの一瞬を逃さない。

スナイパーとしてのあなたのプライドが小便器に向かったその一瞬、あなたは完全に無防備になる。
敵はあなたの荷物を軽く眺めて品定めする。

そして次の瞬間、あなたのバックポケットから財布をあるいは棚のかばんを持っていく。

そのときあなたは動けるだろうか?

 

素早くひったくり被害にあった自分の状況を把握し、
止まらない自らの砲身を抑え、撃ち方をやめ、その後全力で犯人を追えるだろうか?
あるいは、止まらないその波動砲を打ち続けたまま、ためらわず振り返り、犯人が逃げる前に確保できるだろうか?
おそらく、すぐに答えはでないだろう。たとえ
想像の中と言えども。

 

だから、僕はいつも恐れている。
もしも、公衆トイレで小便している時にひったくられたら、僕は小便垂れ流して追いかける勇気はあるのだろうか。
おそらく、僕はプライドのために荷物を捨ててしまうだろう。

それでも僕は今日も公衆トイレを使い続けている。使わざるを得ない。
自分の周りにトイレでひったくりをするダークサイドの犯罪者はいないと信じながら。

 

 

この街を信じながら僕は生きていく。
公衆トイレを使い続けていく。