そりゃまあ僕も

20代会社員、男。音楽、カメラ、時事ネタなどの雑記日記です

とてもつらい

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OLYMPUS OM-D E-M1 mark Ⅱを体感してきました【カメラ初心者日記】

OLYMPUS Photo Festa 2016の大阪会場に行ってきました。
目当てはもちろん来月末発売予定のOLYMPUSのフラグシップミラーレス機、「OM-D E-M1 markⅱ」。
今のPEN E-P5でも持て余しているひよっ子カメラ初心者には、とてももったいない素晴らしいカメラだった。
簡単に(※のつもりが、4000字を超えた)イベントの感想を語ってみます。

OLYMPUS Photo Festaとは

この「OLYMPUS photo festa 大阪」は、11/26、11/27の二日間、梅田のグランフロント側にある、うめきたSHIPSなる建物でやっていたイベント。


上にも書いたようにオリンパスは来月末にフラグシップ機「OM-D E-M1 Mark2」の発売を控えていて、今回はそのお披露目会にあたる。
写真家の方々が E-M1のインプレッションを語る講演や、動体撮影、暗部撮影、お姉さんのポートレートなどを体感できるコーナーもある。


どのコーナーにもE-M1 Mark2が3台ずつ置かれていて、オリンパスの社員さんも最低1人は必ずついている。
どの社員さんも清潔感があって愛想の良い笑顔を絶やさず、物腰が柔らかい。お客さんへの解説も親切だし、疑問点には細かい点まで応えていた。自社の製品の知識があるのはもちろんだけど、何よりも自社製品への誇りや愛に裏打ちされてるからこその対応であることがよく分かる。
お客さんも「新開発の画像エンジンは・・・」だとか「バッテリーホルダーの大きさは・・・」など、難しい話を熱心に質問されている方が多い。僕が行った時間帯で、お客さんが30人くらいだったろうか。
会場がこじんまりとしているので、ちょっと混んで感じた。年齢層は40~50代くらい。僕は完全にアウェイである。
そんな真剣なオリンパス社員さんやお客さんたちを見ていると、ひよっこの僕もなんだか緊張してしまう。
カメラってもっと気軽な趣味だと思ってたけど、作ってらっしゃる方々の顔が見えると、ヘラヘラもしていられないなあと…

いざ実機で動体撮影してみる

そんなひよっこが気になっていたのが、動体撮影コーナーである。今回の目玉コーナーだ。

3畳くらいの広さの大阪の街を模したジオラマが展示されていて、中に鉄道模型が走っている。その上には、おもちゃの飛行機がグルグル回っている。
ジオラマをぐるりと囲むかたちで、E-M1 Mark2の実機が10台ほど置いてある。装着されているレンズはM.ZUIKO 12-40mm F2.8 pro。いま僕が一番ほしいレンズだ。


このコーナーはやはり盛況で、入れ替わり立ち代わりいろんな方が試していた。ついている社員さんも多い。
小僧である僕としてはやはり近寄りがたいコーナーである。隙をついて一番端っこのほうに行き、カメラを手に取ってみる。初めてのE-M1だ。
第一印象は、「なんだかお父さんのカメラを触っている気分」。
普段僕が使っているオリンパスのPEN E-P5に比べると一回り大きくてグリップもしっかりとしているし、ボタンの数も格段に多い。そのせいか、子供のころに親父のフィルムカメラを触ったときの懐かしい感じを思い出した。そうそう。大人向けの不思議な機械に感じたっけ。
もっとも、僕だって小僧なりにもう大人である。大人として僕の体で感じたE-M1 Mark2は、想像していたよりもずっとコンパクトなカメラだった。
何よりもまず、右手のグリップがいい。すごくいい。コンパクトなPENとは比較にならない。親指と人差し指は各ボタンに触れるとして、余った指や手のひらでボディをしっかりとホールドできる。特に指のひっかかりがいい。まさに「手に収まる」。
これは実機に触れた人じゃないとわからないと思う。なんだろうあのフィット感は。人間工学ってやつか。科学の力ってすげー。

その握りこんだ状態で、右手の人差し指と親指がダイヤルの絶妙な位置に来る。
痒いところに手が届くとはよく言ったもので、痒い所を掻くときのように軽く指を動かすだけで絞り・露出ダイヤルをいじることができる。ダイヤルはコリコリとしていてとても気持ちがいい。ずっといじっていたくなる。コリコリ。

恐る恐る構えてみて、試しにシャッターを押してみよう。ピピッという聞きなれた電子音と共にシャッターが下りる。
おお、AFが早い。気がする。設定はシャッター半押しでAF・全押しで撮影だったんだけど、半押し時点で迷いが少ない。
「よっしゃ、ピント合わせたで。半押しと言わず全押ししちゃいな」って、カメラが主張しているみたいだ。そのくらい早い。
えっ、今ので撮れたの?って困惑するんだけど、プレビュー表示ではちゃんとピントが合っている。すごいな。

スタッフさんから説明を受けてみる

とはいえ、ここまではいいカメラだと当たり前なのかもしれない。もっと凄い機能はどうやって使うんだろう?
そう思って、設定を弄り、押しなれないボタンを試してみる。
185の平方根はどのボタンを押せばわかるんだろう?なんて思っていると、気の利いた女の子・・・ではなく、オリンパスの社員さんが話しかけてきてくれた。

「いかがでしょうか?」灰色のスーツを着た40代くらいのおじさまだ。ああ。こんな若造に敬語を使っていただいて申し訳ない。
いや、たぶん「こいつ壊すんじゃねえだろうな」と心配しながら見ていたのかもしれない。僕が彼の立場なら全く同じことを思っていたはずだからな。不審者の犯罪予防には挨拶などの声掛けが大事だというし。
もっとも僕は不審者ではない。一応オリンパスユーザーである。ネガキャンになりかねないへっぽこ写真ばかりだが、一応ユーザーである。敵ではないことをアピールしなければならない。
「いつもはPENを使っていて、オリンパスのフラグシップ機の噂を聞いてずっと気になっていたんです。ただボタンが多くて難しくて・・・」
しどろもどろだ。敵ではない。伝わってるかな
「使っていただいててありがとうございます。もしよかったらC3のダイヤルを動体撮影向けの設定にしているので、そちらを使ってみてください。AFが5点ターゲットで、秒間10コマに設定されています。被写体にピントを合わせたらそのまま連写するだけでいいですよ。」
おお、良かった。5点ターゲット(?)、AFのエリアが広いんだな。秒間10コマ・・・?E-P5がいくつなんだろう、でもたぶんすごく早いんだろう。なるほど(?)

言われるがままに、モードを切り替えて、正面から去っていく電車に向けて連写してみた写真がこちら。
(容量の関係でサイズを縮小してます。申し訳ないです)

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(OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ F3.2 1/1000 ISO1600 40mm)

(゚Д゚)よくわからん・・・でも連写音は気持ちいいな。

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拡大してよく見ると、前後の写真でピントがちゃんと電車に合ったままになっている。
拡大しても「有明」の文字がはっきり見えている。

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別に流し撮りしているわけではない。
鉄道模型は速度がゆったりしているし、普段撮りなれていないのでカメラの性能が出し切れていない気がする。もっと早いものを撮ってみたい。ミニ四駆とかで試したらわかりやすいんだろうか?

社員さんに、もっと早いものだと分かりやすそうですね、と正直に伝えると、深く頷いてからこう説明してくれた。

「確かに模型よりも、実際の鉄道のほうが速いですからね。むしろ、そっちの方が撮りやすいと思います。時速200㎞の700系の新幹線を撮っていただければ、お分かりいただけると思います。私も詳しくはないのですが、運転席や側面部に書いてある小さな文字でも、このE-M1 Mark2で撮っていただければ、しっかりピントが合って解像しますよ。」

鉄道は詳しくないのだけれど、こういう説明をされると鉄道好きの方がカメラにこだわるのも納得ができる。
確かに、細かい線や文字までしっかり捉えるカメラは重宝されるんだろう。
野鳥撮りに興味があるので、そういう用途にも合いそうだと僕が言うと、飛行機や車でもばっちり撮れる、とにこにこしながら応えてもらった。ライブ撮影にも向いてるだろうなあ。

続いて電子シャッターの18コマを試してみる。
こっちは静音なので、シャッター音が一切しない。
手の感覚は寂しいけど、静かなシチュエーションでの撮影にはうってつけだろう。
そして撮り終わった後の書き込み速度がめちゃくちゃ早い。jpeg保存のモードではあるが、90MB/sの僕のSDカードを使って、だいたい1秒~2秒後ぐらいには確認ができたと思う。
ファインダーから目を離して、「どれどれ」と言っている間にはもう書き込みが終わってる。すごいなあ。

正直、あまりにも僕が素人すぎたので、恥ずかしくなってしまった。

「ああ!なるほど!なるほど!これは歩留まりが上がってはかどりそうです!」
とハッタリをかましながら頷いていたとき、罪悪感が限界を迎えた。恥の多い生涯を送ってきた。

このあたりでお礼を言って、動体撮影コーナーを離れることにした。

撮るシチュエーションのイメージを明確にしたうえで、現在発売中のE-M1を触ったことがあれば、もっといろいろ細かいお話が聞けたんだけど……
そうそう、C-AFのTRモードなんかも試してみましたが、E-P5に比べるとトラッキングの速度が段違いでした。全然迷わない。

次に、暗部撮影コーナーや新レンズ体感コーナーを冷やかして回った。

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(E-M1 MarkⅡ M.ZUIKO 25mm F1.2 pro F4.0 1/6秒 ISO200) 
動体撮影コーナーでの反省を活かし、楽器店巡りで鍛えた接客拒否技術を発揮することで、スタッフさんを引き剝がしながらカメラを触る。おかげで社員さんのお手を煩わせずに済んだものの、少しずつしか触れなかった。SDカードを挿すことすら忘れていた。

ホントは気になっていた5軸手ブレ補正とレンズの連動なんかもお話を伺いたかったものの、ひよっこの僕には精神力が持ちませんでした!
だってほかのお客さんが詳しそうな方々ばかりで、完全に場違いだったんだもん!残念でした!

カメラのクリーニングサービスを受ける

あ、そうそう。最新機種の体感だけでなくせっかくなので、僕のPEN E-P5をクリーニングコーナーで清掃してもらった。
このコーナーでは技術者の方がマンツーマンでカメラを掃除してくれる。
ピンセットに紙を巻き付けて、アルコールで綺麗にふき取ってくれて、作業の合間にお手入れの方法を優しく説明してくれる。ブロアーを買わなきゃなあ・・・

今までの酷い扱いを正直に打ち明けて、PENのデザインが大好きなこと、これからは大事に扱うことを技術者さんに誓う。
なんか懺悔室のような雰囲気にしてしまったが、間違いなく僕の信仰心が足りなかったからだろう。

最後に、E-M1 Mark2を被写体に、綺麗になった僕のE-P5を使って一枚。

 

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(E-P5 M.ZUIKO 45mm F1.8/  F3.5 1/5秒 ISO 500 )
・・・ブレブレですね。やっぱりフラグシップモデル。僕にはその姿をとらえることすら許されない。

Photo Festaでの収穫

今日のイベントに足を運んでみて一番の収穫は、オリンパスのカメラがスタッフさんやユーザーに愛されていることを体感できたことであるように思う。

憧れの最新機種を、今日あの場で触れたのは間違いなく良いことだった。
なんだかんだで今の僕にとって、E-M1は「大人向けの不思議な機械」だったのかもしれない。
手にフィットする、ボタンを押せばいい写真が勝手に撮れる。でもそれだけじゃダメなはずだ。

もっと場数を踏んで、「ああ撮りたい、こうしたい」という願望がより鮮明になってきたとき、E-M1 Mark2を触ったらもっと感動できるし、きっと理想の写真が撮れるはずだ。

それまでは、E-P5(これでも今の僕にはもったいない)と一緒に、もっともっといろんな場所でもっともっといろんな写真を撮ってみたい。

他の趣味ともども、これからもカメラを楽しんでいきます。