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そりゃまあ僕も

20代会社員、男。音楽、カメラ、時事ネタなどの雑記日記です

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ポルノグラフィティの新曲「LiAR/真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ」感想。カッコよさについて。

音楽 音楽-ポルノグラフィティ

ポルノグラフィティの新曲、「LiAR/真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ」が発売された。
10年前の「ジョバイロ/DON'T CALL ME CRAZY」以来のダブルA面シングルだ。
どちらも「ポルノグラフィティらしさ」を二面性で表している、ポルノらしさ溢れる曲だった。

ではどんな点でポルノらしいのか?魅力を語っていきたい。

 
「LiAR」の安定したダサさ


ポルノグラフィティ 『LiAR』(Short Ver.)


最近流行りの盆踊りみたいなメロディに、ラテンの楽曲ととってつけたようなEDM要素を加えたゴチャゴチャした楽曲だ。
ドラッグストアの店内POPみたいなケバケバしさがある。流行りの音楽を聞いてる気分に浸りたいオバさんにうってつけだろう。
率直に言うとダサい。でも、この絶妙なダサさが実にポルノグラフィティらしい。
この「ポルノらしさ」とは、単に「ラテン調」であることを指さない。
僕が言いたいのは、「ポルノらしい客層」に狙いを定める姿勢のことである。あざとさと言ってもいい。
つまり、この曲をダサくないと感じる人たち、普通の曲調に飽きている人たちにとって新鮮に感じるラインを狙っている曲である、という点で、ポルノグラフィティらしいと感じた。
ダサさとは主観的な観念である。僕のような保守的な聴き方をする人はこの曲を主観的に「ダサい」と判断するし、この曲の客層には含まれないだろう。
だからあくまで個人の感想だけど、ラジオでこの曲の感想を聞いた途端吹いたし、笑ってしまった。「ポルノらしいわwww」と思った。
ただ、僕の趣味ではない。ライヤライヤwwwソイヤwww。僕の問題ではない。

 

通称「もやし」がダサカッコいい


ポルノグラフィティ 『真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ』(Short Ver.)

さて、その代わり、今回は「真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ」がカッコいい。
前のシングル「THE DAY」の流れを汲んだボカロのようなアレンジに、ゴリゴリと前に出たギターのロック感。一聴した感じは耳馴染みがいいのに、とてもスリリングな音使いのメロディ。カラオケでおっさんは絶対に歌えない。
LiARとは打って変わった曲だが、僕みたいな人間から言わせればこれこそポルノグラフィティらしさだ。

個人的には「アニソンポルノ」と呼んでるダサかっこいい路線である。本人たちの曲に無理やり流行りの打ち込みアニソン・ボカロらしさを加えている。ベタだ。ベタゆえにダサい。でも、それがポルノらしい。


この曲はボーカルの岡野昭仁 作詞作曲で、サウンド面でも歌詞の面でもポルノらしい。
まずサウンド面。一聴しただけでもポルノらしいアニソン感だ。
「THE DAY」とは楽曲展開を共通させながらも、音色の選び方で変化が付けられている。
恐らく、楽曲自体は「僕のヒーローアカデミア」OPのボツ案なのだろう。アレンジもよく似ている。サビ終わりまでほぼ90秒だし。

しかし、THE DAYと比較するとキーボード類が抑えられ、ギターを全面的に前に出している。
正確にはギターとボーカルを「メンバー」として押し出している。
ボーカルはともかく、ギターについては、ドラムのサウンドを比較すると分かりやすいかもしれない。
ドラムが打ち込みのようなカッチリ・ベチベチとしたアタックのモダンな音作りであるにも関わらず、ギターの音はプリミティブな歪み方ののレスポールサウンドだ。
バッキング自体は最近の楽曲によくある刻み(晴一さんがBPM172のダウンなんて珍しいね)だから、レコーディングの段階で敢えて狙ったんじゃないかと個人的に感じている。
サウンド面では特徴のあるギターとボーカルを前に押し出している点が「ポルノらしい」

じゃあ歌詞の面ではというと、昭仁さんの作詞であるにも関わらず晴一さんの書く歌詞っぽい。そこが「ポルノらしさ」が出ている。
今回、とても歌詞がいい。言葉の選び方がメロディにリンクしている。早口で難しいメロディに乗っても違和感がない。直接的・間接的な部分が無駄なく使い分けられていて、厨二臭さも(比較的)抑えられている。
昭仁さんが「昔のポルノ」、「晴一さんぽさ」を習作にしたような歌詞はこれまでもいくつかある。「うたかた」とか「アニマロッサ」とか。「真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ」もそういう側面があると思う。

(一方、最近の晴一さんの歌詞はミニマムな世界や直感的な言葉選びがされている点が好きだ)
ただ、もちろん同一人物が書いているわけでもないし、テーマも違う。個性が出る。それだけに枠やお手本からはみ出たような個性が、まさに昭仁さんらしく強いてはポルノグラフィティらしい。

 

まとめ


まあダラダラと語ってきたけれど、最近はポルノグラフィティを聴く人もめっきり減っているのでちゃんと伝わらないかもしれない。

 

LiAR / 真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ(初回生産限定盤)(DVD付)

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ファン層も今や恋するウサギちゃんたちの蠱毒になっているので、近寄りにくいだろうし。
でも、ここまで語ってきたように最近のポルノグラフィティは確実に面白くなっている。
よかったら聞いてみてください。