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そりゃまあ僕も

20代会社員、男。音楽、カメラ、時事ネタなどの雑記日記です

とてもつらい

音楽と小説とカメラが好きな人の日記です。主なカテゴリ↓

大阪・京橋で一番美味い「らぁめん利吉」

大阪の京橋はラーメン不毛地帯である。

居酒屋が多い地域なのに美味いラーメン屋が一切存在せず、ラーメンレビューは酔っ払いによる評価で汚染されて全く参考にならない。

 

アクセスが良いので、京橋のラーメンはだいたい食べた。

そんなぼくの偏見だが、「京橋 ラーメン」で検索してヒットする店の9割は地雷、残りの1割は「普通」といった感じだ。

激戦区と書かれると鼻で笑ってしまう。どちらかと言えばハイエナが腐肉を漁っているような戦況だ。

どこもかしこも立地に頼った業務用スープくさい店がほとんどで、没個性的な味がする。

きっと個人の好みレベルで美味しい店はあるだろうけど、美味しさの追求がされたクオリティの高いラーメンは京橋にはない。

ラーメンが食べたい気分を満たす店は幾つかあるが、「美味いラーメンが食べたい気分」を満たせるお店はひとつたりとも無かった。

 

そんなラーメン貧民街の京橋に、どういうわけかとても美味しいお店ができた。らぁめん利吉さんという。

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食べログはこちらから。

 らぁめん利吉

5月にオープンしたばかりの魚介醤油ラーメンとまぜそばのお店。

もうね、本当に美味しい。

文章力に欠けた僕の脳にこの味を表す言葉は無く、残された表現技法はただの五体投地くらいである。店内に畳のスペースがあれば、その場で礼拝したくなる。
そのくらい美味しいんです、ほんと。
現にこの記事も自宅の床にひれ伏して書いている。

 

JR京橋駅の南口から徒歩5分ほど歩く。

改装したての内装は掃除が行き届いてとても綺麗だ。カウンターで8席、

オープンキッチンで、清潔感のある若いご夫婦がテキパキとした手さばきをひとつひとつ見ることができる。

明るい鉄板焼き屋さんみたいな感じだ。

 

  f:id:tonkotutarou:20160709162215j:image

ラーメン作りは一貫してご主人が担当し、奥さんはサイドメニュー作りや後片付けのサポートをしていた。

奥さんが食券を受け取ると同時に、ご主人が麺茹で、スープを温める。

その都度、ブロック肉から、包丁で一枚一枚レアチャーシューを切り出していく。

ご主人が麺を上げ、丼の中で盛り付けが終わると、奥さんがカウンター越しに

ふたりの手さばきが、自動巻時計の歯車みたいに綺麗に噛み合っていて、見ていて惚れ惚れとしてしまう。

夫婦で切り盛りしているラーメン屋さんの魅力の1つだ。

 

ここのラーメンの最大の特徴はその香りにあると思う。

カウンターに運ばれてきてするめイカの芳醇な香りがまっすぐに鼻腔を刺激する。

その香りの立体感たるや、レンゲを口に運ぶ前から、舌先に広がる旨みを頭の中に浮かべることができる。

喉を通りすぎるときの重みや確かな手触りすら感じさせるくらい、明瞭感のあるイメージが強烈に再現される。

 

そしてスープを口に運んでみると、チープな僕の想像力からさらに一歩踏み込んでくる。

烏賊の旨味が切り込んできたあと、あとから次々と魚介の味が口の中に染み渡る。

一言に魚介と言い表せない、多層にクロスオーバーした材料から出汁取られている。その魔力に脳がノックアウトされる音が聞こえる。目がキョロキョロと五体投地のスペースを探し始める。

カエシの味を喉の奥に感じる頃には、思考停止し、箸が止まらなくなっている。

口当たりはあっさりで、背脂も決してきつくない。ただ、背脂とか動物系のエキスに頼らない複雑な旨味が、こってりしたラーメンと変わらないくらい舌触りを感じさせる。なかなか不思議なスープだ。

 

麺もモチモチしていて美味しい。スープに対して変に主張をすることが無いのに、麺単体の小麦の風味もしっかり噛みしめることができる。

青ネギもシャキッとしている。業務用でもなければ、変にクタクタになった感じもしない。

みじん切りの玉ねぎは下処理によって辛みが抜かれている。元気な歯ごたえと甘みがスープを引き立てている。

味玉もこんな見た目だから不味くないわけがない。味はしっかりと染みてるのに、これまたスープを潰さないように計算され尽くしている

 

そしてチャーシュー!レアチャーシュー!最高!

この写真に写ったピンク色の切り口!

柔らかく無いわけがない!

スープの熱さで色が変わらないうちに口に突っ込むと、魚介の味と豚の味が舌の上で混ぜっ返しになる。

柔らかな食感も合間って、さきイカを食べてるような、でも確かにチャーシューのような、不思議な気分。

今度行くときは何も考えずにチャーシュー大盛りにしたくなった。

 

麺がなくなった後も、しばらくいじいじとスープを飲み続けたくなるような、そんなラーメンだった。名残惜しさすら感じてしまう。

 

あまりに名残惜しかったので別の日にも行った。

その日はまぜそば。

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ああもう刻みレアチャーシュー。アイラブユーだ……

まぜそばを食べてみると、強烈なスルメスメルがカエシによるものだと分かる。

魚醤ってやつですか。ナンプラーのような感じというか。

ラーメンよりもより旨味にパンチされてる気分になってこっちも最高だった。

個人的には、ご飯付きとご飯なしを選べるところもポイントが高い。

まぜそば系のお店は小ライスを押し付けがましく持ってくるところもあるので、自分のペースで食べれるところは本当に嬉しい、

 

いや、本当に、なんでこんな店が京橋にあるんだろう?

酔っ払いが立ち食いそばみたいなラーメンを食べているこの地で、こんな本格的なラーメンを出してどうするんだろう?ウケるんだろうか?

 

人に教えたくないけど、僕が黙っててもどうせ人気店になるだろうな。

今は割と空いてたので、このペースで長くやってくれたらそれが一番嬉しいけど……

いや、もう本当にオススメです。僕はたぶんこれからも途中下車してこの店によってしまうだろう。

 

営業時間は平日の18時から23時。

土日はやってないけど、平日遅くでも安心して寄れる時間なのが嬉しい。

よければぜひぜひ。

らぁめん利吉

住所:大阪府大阪市城東区新喜多1-4-68 

 18:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:土曜日・日曜日