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そりゃまあ僕も

20代会社員、男。音楽、カメラ、時事ネタなどの雑記日記です

とてもつらい

音楽や小説が好きな人が書いてます。主なカテゴリ↓

安西水丸展を見にいった

雑記 雑記-お出かけ

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 街中でふとこんなポスターを見つけてしまった。

http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_1607.html

安西水丸さんの個展が京都である。

そう、村上春樹の装丁や挿絵を手がけていた作家さんである。

象工場のハッピーエンド (新潮文庫)

村上朝日堂 (新潮文庫)

村上朝日堂の逆襲 (新潮文庫)

こういう作品(Amazonからパッと引っ張ってこれるものにわかりやすいものが少なかった。)

の方です。

新聞広告やポスターも手がけていたので、見たことがあるかたは多いのかもしれない。

 

僕はもっぱら村上春樹の小説で慣れ親しんだ絵、村上さんの似顔絵といったら安西水丸の絵である、と刷り込まれたたちである。

正直にいって、僕は絵のことはよくわからない。今までも安西水丸さんの絵は高度な落書きくらいなのだろうと思っていた。

でもそれだけに、原画をみてどのくらい印象が変わるかというのも、興味があった。

そんなわけで、野次馬気分7割で京都に向かった訳である。

京都駅の伊勢丹の7階の奥に、こじんまりとした美術館スペースがあっ た

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こんな展示会なんて普段来ないので、ドキドキしたなあ。ドアが開いた途端シンとしてて、

真剣な顔で展示品と向き合う人たちにちょっとだけ圧倒されてしまった。

 

といっても、展示品はあくまで安西水丸さんの絵。どこまでもユーモラスで可愛らしい絵なのに、大の大人が腕組んで目を近づけて眺めている様は少し不思議だったな。

 

かくいう僕もとりあえずそういうスタンスでぐるぐると回った。

大好きな村上春樹の表紙や挿絵の本物があると、やっぱり感慨深いものがある。

自宅でいつも読んでる文庫版を持参したらよかったと少し後悔してしまった。

 

ただ展示会でしか分からないものももちろんある。

なんというか、今まで本の装丁として目に入っていたときは、どうしても包装紙のような目で見てきた。

本の表カバーに絵が書いてあるだけ、それだけだった。
ただ、ああやって額に飾られ配置されているのをみると、

安西水丸さんの絵のシンプルさが雑な情報なく、すうっと頭に入ってきた。

何気ない風景や景色、机の上ものが書かれているだけなのに、安西さんによって対象が簡潔に整理されている。

みずみずしい一発書きのペンに、優しい色合いが載って、最低限の線で完結する世界の美しさを、ようやく理解できた気がした。

完結なのに、変にリアリティがあるというか。
だから額縁が小窓になっていて、小窓から手を伸ばすと、絵の中の鉛筆や小さな水平線なんかに、触れられそうな気分にすらなつまた。
線は少ないし色だって多くないのに。なんでそんな気持ちになるんだろう。

あくびの後の涙でぼやけた視界を見たいに見えるからかな。

そしてこういった真面目な言葉を並べることがバカバカしくなるくらい、可愛らしくて味がある絵だった。

 

全くわからずに首をひねるハメになったらどうしようと不安だったけど、面白かったからよかった。

 

ちなみに京都には一眼レフも持っていってたけど、行動時間が遅くて、建物や何やの写真は取れず。ざんねんだった。

鴨川をお散歩したのみである。

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芸術性のかけらもない。

最近はAFのレンズに慣れようと躍起になっている。本を参考にピントを合わせようとするけど、なかなか思うところにあってくれない……の例。

【動画DL権付】世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書 改訂版 世界一わかりやすいデジタル一眼レフと写真の教科書

↑行きの電車はずっとこれを読んでた。

 

こうやって美術館や何かでちゃんとプロの作品を眺めていればもう少し美的センスがつくだろうか?

絵は上手くならなくても、その美的センスで部屋の掃除が習慣化したり……

しないよね………

 

安西水丸さん展は、7/10までらしいので、気になる方がいたとしたらお早めに!

イラストレーター 安西水丸