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そりゃまあ僕も

20代会社員、男。音楽、カメラ、時事ネタなどの雑記日記です

とてもつらい

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『よいこの君主論』愚民を操る術を学ぼう

読書 読書-レビュー・感想

 

 

よいこの君主論 (ちくま文庫)

よいこの君主論 (ちくま文庫)

 
 
どんな本だったか語る前に、あとがきを引用する
 
架神恭介 、辰巳一世が 、このような形で君主論の解説書を執筆した理由 。
一 、君主論は読んでみるとすごく笑えて面白いのに 、タイトルがつまらなそうだからみんな読まないのがもったいないと思ったので (両名 )
 

 

 

アホである(褒め言葉)。
ご存知の通り、小学校のクラス内政争を君主論で読み解く本である。
ひろしくんとりょうこちゃんの手に汗握る血みどろの一年戦争はどこの組織でも日常的に見られるものだろう。
 
そう、ただの入門書ではない。
『もしドラ』を立ち読みして3秒で投げ捨てた僕でも読める。
小学校のクラスという社会の縮図の本質を捉え、歯に物を着せぬ的確な描写で、臨場感溢れるストーリーが展開されていく。
ああ、小学校の自分はあの立場だった、自分はこうするべきだった、と次々に情景が浮かび、後悔してしまう。
題材が題材だけに、ネタ扱いされそうだけど、
小学校のクラスこそ社会の縮図なのだ。インターネットを見ていればよくわかる。
普遍的で入り込みやすいテーマに加えて、ストーリー展開がアツい。
群雄割拠した40人のクラスの中、乱世の奸雄たちの様々な計略は最後まで先が読めない。
あとがきや解説まで片時も油断できなかった。アホだ、この本。
 
 
君主論を読んだことがない極東の猿にでも読める素晴らしい入門書だった。
僕は友達がいないけど、この本を参考にして民衆を味方につけていきたいと思う。