そりゃまあ僕も

20代会社員、男。音楽、カメラ、時事ネタなどの雑記日記です

とてもつらい

音楽と小説とカメラが好きな人の日記です。主なカテゴリ↓

現実がバグる飛行機絶景スポット、千里川で返り討ちにされる

大阪の千里川といえば超有名な飛行機撮影スポットである。
僕は飛行機に全く興味はないけれど、むしろその圧倒的な非日常感に興味津々だったので我慢できずに足を運んでしまった。

f:id:tonkotutarou:20170709193246j:plain

今まで、こんな近く、自分の真上を飛行機が飛んで行ったことがあるだろうか?
空港だって滑走路が遠く離れてるし、ここまで近くは無い。まさに千里側は非日常スポットだ。

どうやって行くのか

f:id:tonkotutarou:20170709194036j:plain

駅からは遠いけれど行き方はとても簡単だ。
阪急の曽根駅(普通電車しか止まらない)で降りて、何も考えず西に向かって歩き続けるだけ。

1.5kmほどの道のりになる。
僕はマイクロフォーサーズの軽量装備なので全然余裕だったけれど、フルサイズを持っている人が歩くには少ししんどい距離かもしれない。
車の人は、最近近くにタイムズができたらしいのでそこを使うといいんじゃないだろうか。

 

f:id:tonkotutarou:20170709194939j:plain

現地は本当に普通の川沿いの道なんだけど、飛行場のすぐそばということもあって見晴らしはとてもいい。
近くに大きな建物が無いし、空がとても広く見える。
f:id:tonkotutarou:20170709195026j:plain

さすがに人気のスポットだけあって、カメラマンは常に多いみたいだ。
犬を散歩している人たちに混ざって、キャノンの超望遠(何十万するんだろう?)を構えている人が何人もいる。
みんなスナイパーみたいな目をしているので、正直ちょっと怖かった。

 

どんな機材で挑んだか

さて、飛行機撮影は全くの初めて。
撮影設定も分からないし、どういう構図が良いのかもわからない。
f:id:tonkotutarou:20170709200141j:plain

とりあえず、カメラはいつも通り、OLYMPUSのE-M1 MarkⅡ

 

そしてM.ZUIKO 12-40mm F2.8 PROだ。

 

普段の撮影だともうもったいないくらいの機材だよなあ、まったく。
今回、12-40mmは広めの画角で、飛行機を大きく写しこんだ構図で狙う。つもりだった。

で、今回、千里川ではほぼ間違いなく望遠が必要になる。
僕の手持ちレンズは12-40mm に加えて、45mm F1.8と75mmF1.8の単焦点。たぶん、ぎりぎり足りない気がする。

 なので新兵器として、40-150mm F4.0-5.6 Rを導入した。
本当はもちろん40-150mm F2.8通しが欲しかったが、もちろんお金が無いので、もちろん諦めた。
キットレンズということもあり、明らかにAFも遅いし、描写も眠たい気がするのだろうけど、僕みたいなへっぽこが使うには十分すぎる。
やっぱり望遠は楽しい。


撮影スポットに返り討ちにされる経験

で、千里川に返り討ちにされた。

f:id:tonkotutarou:20170709202245j:plain

全然、パッとした写真が撮れなかった。

反省点としては、近づいてくる飛行機が速すぎ。全然構図が作れない!設定わからない!流し撮りできない!

f:id:tonkotutarou:20170709202725j:plain

(あと現像で色が全然作れてねえ。真っ青だ)

最大の反省点としては、序盤はずっと絞り優先で撮ってた。

f:id:tonkotutarou:20170709203333j:plain

このあたりを撮ってるときは、ちゃんとシャッタースピード優先、なおかつ連写モードに切り替えたんだけど・・・

f:id:tonkotutarou:20170709203606j:plain

なにしろ真上をすれ違うのはほんの一瞬である。
シャッタースピードを1/1000くらいに設定して、連写Hモードで数を撮りまくる。
ファインダーの中に収めるので精いっぱいなので、AFを上手に頼れない。全然撮れやしねえ。

f:id:tonkotutarou:20170709203728j:plain

まあそれでも、ピンボケと見切れ写真を連発してるんだけども。
あと、結局イケると思った写真はほとんど12-40mm PROで撮ったものだった。望遠意味ねえ!

f:id:tonkotutarou:20170709203943j:plain

f:id:tonkotutarou:20170709204008j:plain

他にも反省点は山ほどあって。
やっぱり飛行機の大きさをアピールするために、人を入れなきゃいけないなあっていう点。
見ての通り、飛行機はめちゃくちゃ近いんだけど、それ単体で撮ってると迫力がない。

鉄道写真とかもそうだと思うんだけど、対比するならやっぱりメイン以外のものを映しこまなくちゃいけないなあと。

それに気づいたのは帰りの電車の中である。

f:id:tonkotutarou:20170709204438j:plain

あと、向かってくる飛行機よりもケツの方が撮りやすかった。
今の時期、千里川からだと伊丹空港が西川になるため、夕陽を織り交ぜた写真が撮りやすいみたい。
余裕があったらもっと、その辺を頑張りたかったな。

f:id:tonkotutarou:20170709204711j:plain

飛行機のケツ。
伊丹空港の周りには柵があるので(当たり前だけど)望遠レンズじゃないと、柵が邪魔で上手に撮れない。
周りの飛行機オタクの皆さんはかなり大きな三脚を使って、高さを稼いで柵をかわしてた。

f:id:tonkotutarou:20170709204920j:plain

憧れの着陸シーン。
SNSで見るような夜の滑走路を撮りたかったけど、この日は三脚が無かったのと、返り討ちにあってライフがゼロだったので断念。
マイクロフォーサーズだと高感度耐性的にもキツそうだし。
また次回チャレンジしたいなあ。

 

まあ撮れ高は悪かったけれど、千里川はまさに日常がバグる場所だった。
悠々と真上を通っていく飛行機、轟音と突風、それに歓声を上げる人と無言でファインダーを覗く人。とても普段の生活で味わえるものじゃない。
それでいて、このあたりで生活する人にとっては、そのバグった非日常こそが普段の生活だったりする。

僕はあまり詳しくないけれど、これほどの人気スポットだと観光絡みのトラブルもあるんだろうな。
絶景と日常が上手に共存して、末永く愛される場所であればいいと心から願う。千里川に限ったことではないが。

ちなみに、僕が千里川を知ったのは、カメラマンの別所隆弘さんのtwitter投稿から。

先日出たばかりの新刊では飛行機撮影のコツだけではなく、RAW現像のやり方も書いてあるみたい。
今度は夜にリベンジしてみたいと思う。 

京都・ELEPHANT FACTORY COFFEE、路地を抜けて象工場に行ってみる

象工場と言えば、ご存じ村上春樹作品によく出てくる謎ワードである。
そんな象工場の名を冠したカフェが京都の河原町にある。
それがELEPHANT FACTORY COFFEEである。

https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26005522/

・・・たぶん、村上春樹の象工場から取ったのだと思う。
象工場についてはこちらのブログが異常に詳しい

よって、僕はとりあえずカフェに行った感想を書こうと思う。

どうやらこちらのカフェ、村上春樹ファンのみならず京都のカフェおたくの間でも有名なカフェみたいである。
それもそのはず。いかにも隠れ家的な立地で、言うまでもなくおしゃれ。もはや当たり前のようにコーヒーもとっても美味しかった。


マジで隠れ家である

ELEPHANT FACTORY COFFEEは京都の木屋町通りからふらっと一本入ったところ

京都府京都市中京区蛸薬師通木屋町西入ル備前島町309-4 HKビル 2F
こちらの住所にある

・・・

f:id:tonkotutarou:20170610214153j:plain

・・・から、さらに一本入ったところにある。

f:id:tonkotutarou:20170610214211j:plain

・・・本当にこんなところにあるのだろうか
しかし、google mapを信じてこの路地を進むと、そこに象工場がある

f:id:tonkotutarou:20170610214612j:plain

f:id:tonkotutarou:20170610214502j:plain

まぎれもない。ELEPHANT FACTORY COFFEE。すごい。本当にあった。
営業時間は13時~1時。日付が変わるまでやっているらしい。
僕が行ったのはちょうど13時。もちろん一番客である。

おしゃれな店内

f:id:tonkotutarou:20170610215016j:plain

おお・・・おしゃれだ。
店主さんは「若いカフェのマスター」と聞いて我々の脳裏によぎるそのものの見た目をされている。
もうこの時点でコーヒーが不味いはずがないではないか。
しかし、一番に入ってきて、且つ店主さんと二人きりということもあって、恥ずかしくて店内の写真はあまり撮れなかった。

f:id:tonkotutarou:20170610215350j:plain

少しわかりにくいんだけど、店内のいたるところに本が積んである。

f:id:tonkotutarou:20170610215707j:plain
ふらっと手にとって、自分の手元の一冊と交換して帰りたくなるような、そんな感じの雰囲気だ。

f:id:tonkotutarou:20170610215358j:plain

牡鹿の頭骨!頭骨といったら『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』!
いいなあ。僕もほしいんだよなあ。鹿の骨。

本に合うコーヒー

コーヒーは何種類かあって、迷った結果ホットのブレンドコーヒーにした。
今日はとても暑い日だったのでアイスコーヒーを頼むか迷ったのだが、せっかくコーヒーのお店に来たのだからなんとなくもったいない気がしたのだ。


コーヒーはどれも店主さんが選りすぐった豆を使っていて、ハンドドリップで一杯ずつ店主さんが難しい顔をして作ってくれる。
窓からドアにかけて吹き抜ける涼しい風が店内の空気をかき乱して、コーヒー豆の香りが漂ってくる。
少し気恥ずかしくって、あまりカウンターのほうを見れなかった。

f:id:tonkotutarou:20170610221237j:plain


僕はコーヒーに明るいほうではないが、飲み干すのが惜しくなるくらいしっかりとした味のコーヒーだった。とてもおいしい。
苦味っていうのはちゃんと「味」であって、濃淡や深みがあり、それ単体を楽しむに値するものなのだ、と教えてくれる。
そんな感じがした。

f:id:tonkotutarou:20170610215949j:plain

カップにはちゃんとお店のロゴが入っている。

飲み干すのが惜しくって、つい鞄からタブレットを取り出し(本当は古びた文庫本が良いのだろうけど・・・)、電子書籍を読みつつ、じっくりと味わった。
冷めてもちゃんと美味しい。ちなみに読んだのはもちろん村上おじさんである。象工場・・・ではなく、『1973年のピンボール』

 

1973年のピンボール (講談社文庫)

1973年のピンボール (講談社文庫)

 

 

初期三部作の中では一番とっつきにくいので、僕はどちらかと言えば避けてた作品。読み返すのは何度目かなあ。

読みだして間もなくして、カップルが2組ほど来店してくる。
隠れ家といえども、やはり有名なカフェらしい。
そのあとから常連さんっぽいマダムも来店してこられて店主さんと談笑をしていた。
みんな、カフェの雰囲気に合わせて囁き声でおしゃべりをしていた。

f:id:tonkotutarou:20170610221257j:plain

 

f:id:tonkotutarou:20170610221437j:plain

お店を出て、元来た路地を引き返していると、4人くらいの女の子の団体がこちらを指さして歩いてきた。
「やっぱりここだった!あそこに象工場って書いてある!」

隠れ家だと思ってたのは僕だけで、やっぱりいろんな人に愛されてるカフェなんだなあ、としみじみと思う。

 

営業時間が1時までということもあるので、今度はぜひとも夜に来てみたい。
終電を逃すくらいの時間に、一人でふらっと入るのがいいんだろうなあ。
次は象工場で何を読もうか。今日一日を振り返りながら、ついそんなことを考えてしまう。