そりゃまあ僕も

20代会社員、男。音楽、カメラ、時事ネタなどの雑記日記です

とてもつらい

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Amazon Echoがやってきた。初期設定のエラーと、使い勝手の雑感について。

選ばれたAmazonユーザーだけが購入できるスマートスピーカー、Amazon Echoが僕の部屋にもやってきた。

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届いたものの、設定やアカウントの問題でさっそく四苦八苦した上に、使い道のメリットを見出せずにいる。

とはいえ、せっかく選ばれた者になったわけだから、早速レビューしてみたい。

 

Amazon Echoとは

Amazon EchoとはAmazonが提供するスマートスピーカーなる謎の端末である。


スマートスピーカーに僕も全く興味が無かったわけだが、どうも声で話しかけるだけで音楽をかけてくれたり、ニュースを読み上げてくれるらしい。

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こんないかにも飲み会帰りって感じのウザい人が話しかけてきても無視せずに応えてくれるのだ。一人ぼっちの生活にはうってつけのお話相手と言える。独居老人とかにウケるかもしれない。
他にも家電に課金すれば、自動で鍵を閉めてくれたり電化製品のオンオフができたりするのだという。
めんどくさがり向けだ。僕のためのデバイスだ。
ようやく時代がめんどくさがりに追いついてきた。
とりあえず最初は4000円くらい安い、というのもあり、Bluetoothスピーカーにも興味があったので迷わず購入した。

もっとも、 現在は招待メールをリクエストして、Amazon様に選ばれた人間しか買うことができない。
僕のように、心が清らかでkindle端末を持っていて気品に溢れたAmazon Prime会員で運が良い人間しか所有が許されないデバイス、それがAmazon Echoである。

言うまでもないが、僕は招待されて自慢をしたいがためだけに招待に申し込み、選ばれた。
16日の発売日にメールが届き、すぐに注文。僕はとても重要な人物、すなわちプライム会員なので、次の日には届いた次第である(再配達で翌日受け取りになったが。)

wifiにつながらない問題

そんなわけで、今日から我が家もスイートでスマートなホームとなった。

説明書なんて野暮である。こんなものはフィーリングでわかるのだ。
さっそく、Echoに電源コードを挿すと(おい、商品ページのイメージ画像には電源コード写ってねえじゃねえかふざけんな)本体上部のLEDが光り始める。なんか宇宙船っぽいSEも聞こえて、いかにもフューチャーガジェットって感じがする。

初期設定はAlexaというアプリを使っておこなう。AlexaはAmazonのAIアシスタントのことらしい。
Amazonアカウントでログインして、Echoを操作してwifiに接続しようと試みるが、エラー1というエラーコードが何度も表示されてなかなか接続されなかった。結局5~6回試みたら上手くいったけど・・・
ツイートを検索してみると僕と同じ症状の人が結構いた。エラー1問題として認知されているらしい。

まあ、僕は選ばれし人間なので、このエラーは問題なくクリアし、wifiの設定も完了。これでスマートな生活への準備は整った。あとはAlexaに命令をしまくるだけである。

しかし、問題はここからだった。

居住国が設定できず、役立たずと化したEcho

さっそくEchoに命令を下す。

「Alexa、Prime Musicを再生しろ」

誰かに命令するのは気持ちがいい。たとえそれが機械であっても変わらない。Echoは人間の本能的な加虐嗜好を満たすデバイスなのだ。
しかし、このEchoという端末は僕の命令に従わなかった。

この端末では、Amazon Musicの居住国が正しく設定されていません

(´・ω・`)ハァ?

その後、何度試しても音楽を再生してくれない。
試しにニュースを再生しようとすると英語をしゃべり始める。
天気予報を聞くと長野県辰野町の天気を説明しはじめる。
なんだか様子がおかしい。何か設定がおかしい。何よりも僕の命令に従わない端末は非常に不愉快である。機械のくせになまいきだ。

明らかに設定がおかしいが検索しても解決方法が出てこない。しかたがないのでカスタマーセンターに電話で泣きついてみることにした。
Echo端末がおかしいと電話口で泣きじゃくってみたものの、どうも新しい端末ということもあって向こうもよくわかっていないらしい。
部署をたらいまわしされたのちに、折り返しの電話をいただくことになった。Amazonの中の人も大変だなあ。

で、結局、折り返しの電話口で解決方法を説明してもらって解決した。
僕の場合は、Amazon.co.jpとAmazon.comのアカウントが共通のメールアドレス・パスワードだったため、Amazon.comのアカウントでログインした状態になっていたらしい。
解決方法としては、以下の手順となる

  1. Amazon.comのアカウントでログインアカウントメニューからContent and devicesを選択したのちyour devicesタブを開いて.comアカウントとEchoの紐づきを解除する。
  2. Amazon.co.jpのアカウントのパスワードを変更し、.comとは異なるパスワードにする(この操作はカスタマーセンターの人からパスワード変更用のURLを送ってもらいそこから行った。通常のアカウントメニューからのパスワード変更で同様の効果があるかはわからない)
  3. Alexaアプリの設定画面からサインアウトし、上記で設定した.co.jp用のメールアドレスとパスワードで再度ログイン。
  4. Echoのwifi設定画面を再度起動(丸いボタン5秒長押し)し、Echoを再セットアップする
  5. カスタマーセンターのお姉さんにめちゃくちゃに感謝の言葉を述べる

以上である。
どうも、Amazon.comと.Amazon.co.jpのアカウントを統合していると起こる問題らしくて、ほかにも同様の問題にハマっている方がいた。僕がアカウントを統合していたかは覚えていないのだけれど、パスワードが同じだったからおそらくそうなんだろう。以前に.comのkindleで無料本を買いまくった記憶があるので、そのせいかもしれない。

でもまあともかく、これでようやく普通の人と同じようにEchoが使える状態になった。

実際の使い勝手はどうよ

これがなんとも言えない。

音楽を再生して!と言うと、適当に音楽を再生してくれる。してくれるのはいいが、Jpopステーションなどから再生するので、大して興味もない西野カナとかドリカムなどを聞くことになる。
僕は明るい音楽を聴くと脳が拒否反応を起こす。学生時代に楽しそうに生きていた人間を無性に憎み始めてしまいツイッターにヘイトを投稿してしまうので、適当になんとなく音楽を聞き流す用途にはEchoは使えない。

ならば、好きなアーティストを指定で再生しようとするが、これもまたうまくいかない。たとえば「Alexa、椎名林檎を再生」とかこういう命令ならまだいい。
ただ、「Lyu:Lyuを再生」とか、聞き取りにくいアーティストの場合はなかなか再生してくれない。聞き間違えたり、「うまくできませんでした」と言われてしまう。しょうがないやつだなまったく。

しょうがないので、現在はalexaアプリのミュージック&本メニューから、Amazon My Musicを開き、アーティストを指定して再生することにした。

・・・あれ、これだと普通のbluetoothスピーカーと変わらなくね?
と思ったものの、ハンズフリーで「音量上げて、下げて」と命令するだけで操作できるのが地味に便利だ。料理や家事をしながらデバイスを操作できる。

実際、bluetoothスピーカーとして使うにも申し分ない。
kindle Fireとペアリングして、Prime ビデオの音声をEchoから再生したりなどしている。


Amazon Echo本体の音質は、期待してなかったので、むしろそこそこ悪くないように感じた。少なくともkindleのスピーカーから流すよりもよっぽどいい(当たり前)
いかにもなドンシャリっていう感じではあるけど、聞けないほどひどいわけじゃない。
ステレオジャックからスピーカーに出力することもできるんだけど、別にこのままでもいいかもしれない。

他にもスキルを追加して、radikoを再生してみたり(チャンネルが変えられず不便なので使うことはないかも)、天気予報を再生してみたり・・・
ただ、まあ、今はその辺の機能はオモチャレベルって印象だ。

 

今後どうする。

とりあえずせっかくなのでスマートホーム関連のデバイスを追加で購入して、スマートホーム化するのも悪くないと思っている。

こういうやつを導入すれば、照明やエアコンのオンオフが簡単にできるようになるらしい。
僕のような生来のめんどくさがりには照明のオンオフでいちいちリモコンを触るのもめんどくさいので、「Alexa、この僕のために照明を点けよ」と命令するだけでいいのはたぶん便利に違いない。
他にもスマートホーム用LED電球などというアナログなのかデジタルなのか分からないものもあるらしい。
でもまあ、とりあえず今のところはAlexa対応のデバイスがどれだけ出そろってくるかわからないので、まだ様子見かな。

とにかくまあ、これで僕もスマートな生活の仲間入りである。
こういう新しいデバイスをいち早く手に入れるのはやっぱり気持ちがいい。

アマゾンプライム会員の特典はすでに僕の生活の一部になっているので、このEchoにも期待をしている。
便利だったら次はEcho Dotも買ってみたいなあ。

初めて似顔絵を描いてもらったことと、その備忘録について。

8月の終わりに、Twitterで懇意にしている作家さん、 ふわふわのくまさんbotの管理人さまが電撃来日されると連絡をいただき、慌てて避雷針を片手に京都のさろん淳平さんに伺った。

 

作家さんのHarada Midoriさんはドイツで活動されていて、たまに日本に突然帰ってくるようで、僕は今年の4月、偶然にもお会いすることができたところだった。

今回は別件で予定が入ってただけに危うかったのだけれど、なんとか無事見に行くことができた。

今回の僕の目当ては、ふわふわのくまさんの新作絵本もあるが、それとはもうひとつあった。

似顔絵を描いてもらうこと、だ。

 

 


前回、4月のギャラリーのときに、Haradaさんと長い時間お話しする機会をいただいた。大変ありがたいことに。

Haradaさんはドイツを拠点に、似顔絵を描く活動をされている。
似顔絵と聞くと我々ジャパニーズはついつい恥ずかしがってしまうけれど、向こうの方はむしろ積極的に描いてもらいに来られるそうだ。

たいていの場合、似顔絵というのは、初めて会った方の顔を初めて描く行為である。当然、観察眼が要求される。言うまでもなく画力も要求される。
外見的な特徴や、外見を構成する内面の特徴、それらを育て上げてきた過去、何を思って似顔絵を依頼したのか、描いているときの心理…
Haradaさんは、依頼者のそんな"人となり"を鋭敏に感じとって、絵を仕上げていく。
そうやって、絵の依頼のたびに、集中的に相手と向き合うことが増えたからか、誰かと話すと身体の問題とか、心理状態とかがその場で分かる"エスパー"のような能力も身につけてしまったそうだ。
(実際、この話をしたときも他のお客さんの身体の情報をその場で当てていっていた)

 

 

 

…と、まあそんな話を前回僕は聞いていたわけである。
それだけに、筆を持ったHaradaさんに相対し、絵を描いてもらうのは、僕にとってとても怖かった。
だってある意味で写真を撮られるよりも、よりありありと自分の姿を映し出されるのだ。
ちょうど『人間失格』の主人公が、自分でもゾッとするほど陰惨な自画像を仕上げたときの描写を連想した。
「似顔絵を描いてもらうことで、胸底にひた隠しにしてる自分が現れるのでは無いか」  

2回目のギャラリーの隅っこてお話ししながら、僕は「似顔絵を描いてください」と切り出せずにいた。

言い出せずにいる間にも、二階のギャラリーに新たにお客さんが来られる。Haradaさんと話された後に、その中の一人がくまさんの絵をリクエストした。

その色紙が書き終わったタイミングで、いよいよ言おうかとおもったら、ちょうどお店の方が最後のお客様を案内するために、二階の座敷に上がってくる。

閉店時間までは10分しかない。間に合うだろうか。


お願いしても構わないだろうか。
今閉店間際のこのタイミングで、よりにもよって僕の似顔絵を?
そう思っていたら、ちょうど談笑の話題が似顔絵になる。いまだ、言うなら今しかない。

すごすごと、控えめに。手を上げてぼやく。

「すいません、僕も似顔絵を描いてもらっていいですか」


そんなわけで僕は意を決して絵をお願いした。

絵を描いてもらっているときもひたすら照れ隠しの笑いが多くなったような感じがする。
机を挟んでHaradaさんの前で正座をする。
Haradaさんははじめに薄い肌色の鉛筆を持って、色紙に下書きを描いていく。
Haradaさんにはその時点で出来上がりが見えているんだろうか?木の塊から仏像を彫る木工職人のように?
背筋を伸ばすのすら恥ずかしくて、太ももの間に手を挟み込んで猫背で座る。つい顔が俯いてしまって、それを指摘される。
顔を上げて気づいたのは、Haradaさんがなんどもなんども僕のほうを見てくること。
その目の真剣さに、何度も目をそらしてしまう。露骨に破顔してわらってしまう。
そりゃ僕の顔を描いてるのだから見るのは当然なのだけれど、それでもただ目を合わせるのとはわけが違う。
やがてHaradaさんが筆ペンに持ち替えて、僕の顔を描いていく。

僕から見て逆さまに、どんどん顔が書き足されていく。

はじめに髪の毛が描かれて、輪郭が描かれてメガネが描かれて目が書き足されていく。

鼻の筋がはいり、口元が加えられる。肩と首筋も。

もちろんこの間も何度も目が合う。あるいはそらす、照れ笑いする。

学生時代に訓練して、人と目を合わせることは平気になったつもりだった。

でも、もしかしたらそれは、"真剣に"他人の目を見ないよう訓練しただけなのかもしれない。いま、僕はharadaさんに真剣にむかいあっている。だからこそ目をそらしてしまう。

そんなことをほんやりと考える。

肌色のペンに持ち替えて、僕の輪郭が立体になっていく。
逆さまに絵がかれた僕を見ながら、ぼんやりと考える。ああ、僕もこんな風にすっきりとした人間に生まれられたらなあ。

そう思ってから、はたと気付く。

 

そうか、今Haradaさんが描いているのは
「僕が見られたい僕」の姿では無いのだろうか

 

絵が出来上がって、天地がひっくり返されて初めて僕は自分の似顔絵と対峙する。

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なるほど、やっぱりそうだ。
僕はこうなりたいのだ。こうありたいのだ。そういう意味で、この絵はまさに僕を描いた絵なのだ。なんのおめかしもなく、下駄をはかせたわけではなく、「こう見られたい」と背伸びをする僕をそのまま描いた作品なのだ。

 

僕たちはつい「神絵師」という言葉を使ってしまいたくなる。
だけど、色紙を挟んで僕と向き合い、何度も僕の顔を眺めて筆を動かすHaradaさんの姿は、どんな人間よりも人間らしく思えた。
なんだか、描いてもらってるだけなのだけど、言葉を超えた意思疎通をやっているような時間だったように思う。
絵を描いてもらっているというより、そこに僕がいることを残してもらっているような気持ちになった(とても陳腐な表現だ)。
だからそういう意味において、僕はいわゆる「神絵師」に似顔絵を描いてもらったのではなく、あくまで人間同士で向き合い、人間として
Haradaさんに絵を残してもらったと思っている

 

絵を描いてもらいながら、僕はそんなことをかんがえていた。

たかが似顔絵ひとつに大げさかもしれないけれど、なにしろ描かれたのは他でもない「顔」である。

ちょうど、僕が大好きなバンドCIVILIANが、顔に関する曲を出していた。

CIVILIAN『顔』(web ver.) - YouTube

帰りの電車の中で、篠原ともえが演じる、自画像を売る女の子のことを僕はぼんやりとかんがえていた。

今日みたいに、他人に顔に顔をまじまじと見られるだけで恥ずかしくて本当にしばらく自分が他人事に感じるような僕と、自画像を売る女の子との間には雲泥の差がある。

それでも、いつか、僕もどうにかして、自画像に似たものを自信満々に誰かに届けられたになりたい。そんなことを考えた。

 

 

そんな感じの、備忘録です。

似顔絵を描いていただいた方は、普段はふわふわしています。